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【いま富山がアツい!】化粧品原料の基本から注目の美容成分までご紹介!
毎日使っているのに、実はよく知らないのが「化粧品は何でできているのか」ということ。
そこで今回は、毎日の肌のお手入れとして欠かせない化粧水や美容液、乳液などのスキンケア化粧品を中心に、化粧品の原料についての基礎知識をはじめ、注目の美容成分など、日々の化粧品選びに役立つ情報をご紹介します!
そもそも化粧品に入れられるものとは!?
化粧品の効能効果は、基本的に良い状態を保つ、もしくはより良い状態に導くもので、品目によって表現できる範囲が定められています。
医薬品と違い、病気や症状を治すことはできませんが、その分、原料についてはほぼ制限がないと言ってもいいほど、自由度が高いです。(もちろん毒性のあるものはNGですし、濃度の制限があるものもあります。)
使う原料への制限が少ない分、保管環境、使用期間、用法や容量が厳密にコントロールされており、匂いや色などが変質しないような高い安定性が求められます。肌に使うものですので、刺激や毒性などの安全性試験がしっかり行われています。
また、配合する成分すべてを表示することが義務付けられています。
この全成分表示は、万が一、肌トラブルが生じた場合に原因の究明や対処のために重要なものになります。
容器の裏面やパッケージに必ず記載されているものですので、どんなものが配合されているかぜひチェックしてみましょう。
化粧品は主に水と油、界面活性剤でできている
では、化粧品は何でできているのでしょうか?
基本的には大きく「水」、「油」、「界面活性剤」、「その他」の4つに分けられます。
化粧品の中でも、配合される割合が多いのが「水」です。
水は産地などの条件によって硬水や軟水など質が異なるため、化粧品では不純物を取り除いた純粋な精製水が使用されることが多いです。
しかし、精製水自体には美容効果がないため、残りの配合の中で美容成分を入れる必要があります。
そこで、中にはこの水自体にも美容効果を持たせるために還元水、超酸性水、海洋深層水などの高機能な水を使用している化粧品も存在します。
「油」は植物油から動物油、鉱物油(ミネラル)など様々で、柔軟性、抱水性、UV吸収、抗酸化などの機能性を与えたり、感触の改良にも欠かせない物質です。
この水と油は相性が悪く、互いに混ざり合わない物質です。
そこで「界面活性剤」を加えることで、水と油を安定して混ぜ合わせることができます。
界面活性剤は肌に悪い?
界面活性剤と聞くと、肌に悪いものと思っている人が多いようですが、界面活性剤“すべて”が悪いものではありません。
そもそも界面活性剤は水にも油にもなじみやすい特性を持つ物質を指します。
その中には植物系のものや、石油系のものまで多くの種類があるので、肌に優しいものから、肌にダメージを与える場合があるものまで様々です。
界面活性剤が入っていることで美容成分が肌の皮脂膜や角質層に浸透しやすくなり効果が高まるなど、メリットもたくさんあるので、
肌への相性を確かめながら商品を選んでみてください。
刺激が気になる、という方は石油系の界面活性剤が肌に合わない可能性があるので、商品表示をチェックして「合成界面活性剤フリー」や「植物系界面活性剤使用」などと記載されたものを選ぶと良いでしょう。
これからの時代に合った原料ジャンルは?
ここまでご紹介してきたように、化粧品には効果を生み出すため、多種多様な原料の使用が可能となっています。
中でも特に最近注目されているのが、「自然由来の天然原料」と、「発酵生産物」です。
ここ数年、「オーガニックコスメ」や「ナチュラルコスメ」といった商品も増えて、より自然な原料への注目が高まってきています。
もちろん、合成のものや化学的なものが悪いということではないですし、天然だからと言って無条件で良いということではありません。確かな品質の為には、トレーサビリティ(誰に、どのように育てられた原料なのか)が大切になってきます。
最近では地元の原料を使ったご当地コスメなどが、簡単にお取り寄せできるようになり、注目を集めています。
また今後、サステナブル(持続可能)な素材として期待されているのが、発酵生産物です。
発酵生産物は、タンクで培養できるので気候の影響を受けにくく、大量生産できます。
もともと日本は湿度が高く、発酵に必要な微生物資源が豊富という土壌があり、「日本酒」や「味噌」などの環境制御発酵、アミノ酸などの代謝制御発酵などの技術に長けています。体の中にある生体脂質を界面活性剤として使うなど、技術を融合させることで、より優れた原料を作り出す研究開発が進んでいます。
ご当地コスメの注目エリア~富山のオススメ原料~
さあ、ここからはいよいよ、具体的に注目の原料をご紹介していきます。先程もお伝えしたように、ご当地の原料がとても注目を集めていますが、その中でもオススメしたいのが富山!
「くすりの富山」でも有名なこの地は、豊かな大地と水に育まれた自然原料も豊富です。
海洋深層水
富山湾の海洋深層水は、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムに代表されるミネラルが豊富に含まれています。
「羊水」のミネラルバランスと類似しており、肌に浸透しやすく、バリア機能も増加させる働きもあります。
ハトムギ
ハトムギはイネ科の植物で、ビタミンB群やタンパク質、アミノ酸が豊富です。生薬の栽培が盛んな富山でも古くから美容や健康に重宝されてきたハトムギエキスは、もともと肌に存在する保湿成分の働きをサポートし、水分を蓄えやすい肌に導く美容成分です。
トウキ葉
漢方薬の原料として使用されるトウキの葉の部分には、肌を健やかに保つ、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
特にビタミンEが豊富で、肌に潤いを与えることはもちろん、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
まとめ
さあ、今回は化粧品原料の基礎知識と、注目成分についてご紹介させていただきました。
せっかく肌に使うものですので、正しく理解した上でより良い商品選びをしていきましょう!
ちなみに…、今回ご紹介した富山の原料をふんだんに使った、スキンケア化粧品が完成しました!
その名も『肌富肌富(きときと)』!!(※きときとは富山弁で新鮮、活きが良いという意味です。)
富山産の自然原料はもちろんのこと、富山が誇る名酒「羽根屋」を配合し、より深い潤いを与えてくれる逸品です。
現在、Makuakeにて先行販売中ですので、ぜひご覧になってくださいね!
編集部
クレオテクノロジー 編集部です。